先週末に福島競馬で半年ぶりに復帰したノーブルワークスですが、レース後に屈腱炎が発覚して引退することになりました。
- 20/11/18 引退
- 「10月末に戻ってきた時はまだ体に余裕があったのですが、そこから調教でしっかりと絞ることができましたし、福島への輸送を経ていい体つきで出走させることができました。レースではスタートからなかなか行き脚がつかず、最後は外を回って苦しくなりましたが、ここを使ってさらに良くなってくれればと思っていたんです。ただ、トレセンで馬体をチェックしたところ、左前脚に腫れと熱感が見られ、時間が経っても状態に変化がなかったため今朝エコー検査を行ったところ、屈腱炎を発症していることが判明しました。大変残念ですが、クラブサイドと相談した結果、ここで引退ということになりました。動き切れなかったのは久々の影響が大きいと考えていたのですが、もしかすると脚元もいくらか気にしていたのかもしれません。2勝クラスを勝てる能力はある馬なのですが、このようなことになってしまい会員の皆様には大変申し訳なく思っております」(吉田師)3歳春のデビュー戦は9着に敗れましたが、その後は2戦連続して3着と力のあるところを見せ、4戦目で待望の初勝利を掴みました。そして1勝クラスも無事に勝ち上がり、本年5月の昇級初戦ではいきなり3着に入るなどこのクラスでも通用するところを示してくれていました。ただ、目の外傷や脚元の疲れで夏場を休養に充てることになり、復帰戦となった先週の会津特別は久々の影響も大きかったのか、直線は伸びが見られずに終わってしまいました。一度使った上積みを考慮し、次走で前進を図りたいと考えていたのですが、残念ながらレース後に屈腱炎が判明。治療には長い時間を要しますし、仮に復帰しても再発の可能性も高いことから吉田直弘調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
いつも直線で後ろから差してくるのですが、前走は伸びず14着でした。
ただ、0.7秒差と僅差ですし今後の巻き返しに期待していましたが、敗因は休み明けよりも足元の不安だったようです。
もともと6月に脚部不安が出て休養が長くなっていましたが、直前の調教時計がかなり早く負荷が大きかったのかもしれません。
国内ではあまり実績がないワークフォース産駒ですが、2勝を挙げることができたノーブルワークスに第二の馬生も頑張ってもらいたいと思います。
競争成績として、ノーザンファームに残れるのかぎりぎりだと思いますが、もし機会があればアワーブラッドとしてキャロットクラブで募集されるといいなぁと思います。
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